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シンフォニア(Full Course Rank)

海と大地が奏でる四つの主役が響き合うフルコースです。
荒波で育った河豚、男鹿で揚がる“赤がに”の紅ずわい蟹、旨みを抱いた吉次(キンキ)。
そして大地が磨いた和牛なまはげ。
「シンフォニア」は、素材の輪郭を変えすぎず、最も美しい瞬間で差し出す——素材の味で紡ぐディナー。
“あるがままに還る”ための夜を、ここに。

先付|前菜|造里|強肴|魚の主皿|肉の主皿|食事│甘味

  • 潮騒を閉じ込めた一口

    潮のひとしずく、始まりの口福。男鹿の海の気配を、まずは一口に。季節の恵みを小さく整え、香りと塩味の輪郭だけをすっと立たせます。これから始まる流れの“拍”を整える、静かな序章です

  • 八寸仕立て

    季節を映す、割烹の華やぎ。海と山の旬を少しずつ集めた八寸仕立て。山菜や地野菜の滋味、発酵の奥行き、海の小鉢の余韻がひと皿の中で折り重なります。男鹿の季節が“香る”前菜です。

  • 河豚のてっさ

    凛と冴える、白の透明感。薄く引いた河豚の身は、噛むほどに静かな旨みが立ち上がります。薬味と柑橘のきれで味の輪郭を整え、澄んだ後味へ。空気まで清らかに感じる、潔い一皿を。

  • 紅ずわい蟹(男鹿の赤がに)

    甲羅に満たす、海の宝石箱。男鹿で揚がる“赤がに”を、贅沢に甲羅盛りで。ほどける身の甘み、みその濃密なコク、潮の余韻が一体となり、口の中で深く広がります。新鮮さがあるからこその、まっすぐなご馳走です。

  • 吉次

    艶と脂がほどける、海の主旋律。吉次は火を入れた瞬間に真価を見せます。基本は煮付けで、脂の甘みと身のほろりとしたほどけを丁寧に引き出し、香りは上品に。深い旨みが舌に残り、余韻が長く続きます。

  • 和牛なまはげ、大自然の恵み

    大自然が引き出す、和牛の本質。男鹿の厳しい大地で育まれた和牛なまはげを、焼きで堂々と。火入れは強さだけでなく“温度の設計”で決まります。香ばしさの立ち上がりと、赤身の旨み、脂の甘い香りが重なり、噛むほどに滋味が増す主皿です。

  • 秋田の締め、静かな満足

    炊き立ての香りが立つ食事で、余韻を確かめる時間へ。米の甘みが口の中をすっと整え、香の物が最後の輪郭を引き締めます。満ちたまま、軽やかに締めくくるための一杯です。

  • 静かな終章

    余韻をほどく終章。果実の瑞々しさと冷菓のすっきりした甘みで、口の中を静かに整えます。香りを邪魔せず、食後の余韻だけをやさしく残す締めの一皿。ここまでの“交響”を、穏やかに収めます。