
「あるがままに還る」—— それは、男鹿の海、秋田の山々、そしてこの土地に息づく文化を、ありのままの形で味わうこと。目を閉じ、波の音に耳を澄ませながら、五感で感じる食の旅へとご案内いたします。
前菜|刺身|菜鉢|鮨|強肴|本日の地魚|食事|デザート
- 期間
- 通年
- コースランク
- ★★★(全8皿)
- 備考
- 季節の地魚と地野菜や山菜を中心に腕を振るいますので、仕入れの状況によりメニューの変更・提供の順の変更がございますことをご了承ください。
序章 ― 海の囁き
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食前酒とペアリング
潮騒が響く男鹿半島。足元を洗う波の音に耳を澄ませながら、まずは一口の驚きを。秋田の県魚・ハタハタを使ったアミューズ。発酵文化が根付くこの地ならではのしょっつるを隠し味にし、軽やかな泡のソースで仕上げました。海の生命が凝縮されたひと口を、グラスの中で泡立つ地酒とともに。
日本酒のペアリングコースは有料オプションとなります。
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本日のメインディッシュについて
お客様が着席し、食前酒を楽しみながら魚と調理方法を選んでいただきます。選び抜かれた地魚を、最適な調理法で提供し、その場限りの特別な味わいを生み出します。
こちらで選択した地魚がメインディッシュの逸品となります。
第一章 ─ 山・海・野の調和
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前菜
男鹿を中心とした山・海・野の恵みを一皿に。自家製の漬物や山菜を取り入れ、既存の懐石やフレンチとは異なる独自の表現に挑戦。土地の味をダイレクトに感じる前菜で
当日の仕入れに左右されるメニューとなりますので、お写真はイメージとなります。
第二章 ― 発酵が織りなす刺身
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刺身
地魚を吟味し、冬期間や荒天時にはCAS保存の魚を使用。塩魚汁や納豆など、秋田独自の発酵文化を生かした特製の刺身醤油でお楽しみいただきます。素材の持つ力を最大限に引き出す、シンプルで力強いひと皿は生命の巡りを感じさせます。
当日の仕入れに左右されるメニューとなりますので、お写真はイメージとなります。
第三章 ― 口直しの菜鉢
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菜鉢
旬の秋田地野菜、山菜、天然木ノ子を使った口直しの一品。口の中の生臭みを取りながら、次の料理への架け橋となる繊細な味わいをお届けします。
当日に仕入れる地野菜や山菜を使うものとなり、手に入れる食材でメニューを変更いたします。
第四章 ― 地魚の鮨
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鮨
バラエティー豊かな地魚の鮨。お客様の好みに合わせ、職人が握る一貫一貫は、塩の旨味をたのしむ繊細な塩使いで仕上げます。
お写真はイメージとなります。基本はテーブルで召し上がっていただきます。
第五章 ― 酒と共に楽しむ一皿
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強肴
肉料理をアクセントにした強肴。自社農場の南部かしわや比内地鶏、黒毛和牛を使い、ボリュームは控えめながら、酒に寄り添う味わい深い仕上がりに。
その日のメニュー構成によってマッチする最もベストな肉類を使用した一皿をご提供いたします。
第六章 ― オーダーメイドの魚料理
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一例:焼き物
選び抜かれた地魚を、じっくりと低温で火入れすることで、ふっくらとした身の柔らかさと凝縮した旨味を引き出します。皮目はパリッと香ばしく、口に入れるとほろりとほどける繊細な食感。シンプルながらも火の技が際立つ一皿を、特製の塩や香辛料とともにお楽しみください。
焼き物がオススメの地魚については上記のようなものを召し上がっていただく場合がございます。
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一例:スープ・ド・ポワソン仕立て
地魚を贅沢に使い、丁寧に抽出した濃厚なスープ・ド・ポワソンでゆっくりと煮込みました。魚介の旨味が溶け込んだスープは、口の中で深い余韻を残します。芳醇な香りとともに、しっとりと味の染み込んだ魚の身を、スープと一緒に味わう贅沢なひととき。地元の野菜とともにお楽しみください。
煮込みがオススメの地魚については上記のようなものを召し上がっていただく場合がございます。
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一例:お造り
目の前の海で水揚げされたばかりの地魚を、そのままの鮮度で楽しむお造り。プリプリとした弾力と、噛みしめるごとに広がる甘みが特徴です。特製の塩魚汁や納豆醤油など、発酵文化を生かした個性豊かな味わい方で。魚本来の美しさと、秋田の風土が生み出す旨味の共演を、存分にご堪能ください。
お造りは、1匹をまるごと調理いたします。
第七章 ― 〆の逸品
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食事
地魚の骨やアラでとった旨味たっぷりのスープを活かした海鮮ラーメンやリゾット、時には海鮮系きりたんぽも。シンプルながらも奥深い、余韻を楽しむ一品です。
日々変わるお楽しみのメニューとなります。
終章 ― 記憶に残る余韻
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デザート
秋田産果物を使用した軽やかなデザート。季節の果物を中心にアイスやシャーベット、時にはチョコレートも。お酒好きの方でも最後まで楽しめるよう、甘さを控えた大人の味わいに仕上げております。
ロビーラウンジやテラスにお持ちしてコーヒー・紅茶と共に楽しむこともできます。